大雪高原沼めぐりを終え、北海道旅行もいよいよ後半である。

然別湖に到着したのは午後3時すぎ。
もねさんにはかなわないけど、ココちんも結構意欲的に泳ぐようになりましたね♪
泳いだ後は湖畔の草地で、ココちん、思う存分スリスリを満喫。
あっ、もねさんまで(汗)
なんか臭いものでも擦り付けていると嫌だが、特に付けてなさそう。
まあ、付けちゃったとしても、また水に漬けこめば落ちる。
何だか楽しそうなので、好きにさせときましょう。
キャンプ場のおねえさんによると、前日は80人も泊っていたそうだが、この日はガラガラでせいぜい10人ぐらい。
犬嫌いの人もいなさそうで、気が楽だ~
もねココも野放しで楽しそう♪
やっぱり、人が少ないのはいい。
これが東京周辺だったらたぶん芋洗い状態。
というか、こんな自然はとっくになくなっちゃっているだろう。
(一夜明けて)
よしっ、OKだ!この日のために用意したインフレータブルカヌーの進水式だ!
前々から「もねココ乗せて遊べたらなあ」と、ず~っと欲しかったのだ。
値段が結構高くて手が出せなかったのだが、ある日、63%OFF!で売っているのを発見。
今回の旅行を前に、もね母が「然別湖でカヌーをしたい」とぼそっと言ったのを聞き逃さず、すかさずポチっとしたのである(^^;)
足踏みポンプで膨らますこと数分間。
水辺に浮かべ、もねココを乗っけて一緒に乗り込むと、おお、浮いた浮いた!
結構しっかりしているし、安定してるやん♪
水の上は静かで気持ちいい~♪
鳥の声とかがよく聞こえる。
もねココはしばらくごそごそ動いたり、くっついてきたりして、漕ぎにくかったが、時間がたつと慣れてきたのか、縁にあごを載せてボーっと景色を見たり、だいぶ落ち着いてきた。
カヌーとかラフティングとかは何度かやったことがあったので、まあ大丈夫だろうとは思っていたが、思った以上にしっかりと安定していたので、岸沿いにしばらく進んだのち、そのまま1.5キロほど先の弁天島へ。
上陸!
以前、台風翌日にガイド付きカヌーで釧路川下りをしたとき、南からの強い逆風のため川下りなのに全然前に進めず、2、3時間必死で漕ぎまくって湿原の景色を見るどころじゃなかったことがあった(汗)
その時のことを思えば楽ちん楽ちん。
やっぱ、必死で漕ぎまくるより、のんびりムードの方がいいですな。
これも時間に縛られる「ガイド付き」とかじゃなくて、マイカヌーのおかげと言えよう♪
せっかくなので弁天島にて、もねココ水泳。
もねさんはやはりカヌーに乗っているだけより、泳いで遊ぶ方が好きらしい♪
ココちんはカヌーで揺られている方が好きかも(^^;)
湖上の孤島なので、思わぬところから犬や人がやって来る心配がなく、安心して遊べた。
帰途に就く。
遠い眼をして、もの想うココちん♪
横波を受けると沈しそうで怖かったので、念のため、船体を波に垂直に向けてやり過ごす。
ライジャケ着けているとはいえ、沖で沈するとどうなることやら。
一度、安全なところで沈の練習しないといかんですな。
岸が近くなってきたので、もねココを湖面に投入! 「さあ、あとは自力で泳いで帰るんですよ」
(早朝から遊んだのでお昼寝~)
もね母がキャンプ場から直接行ける遊歩道みたいな小路を発見。
今まで行ったことがなかったので行ってみることに。
水がきれいで、魚がちょろちょろ見える。
こりゃあ、新兵器投入のチャンスなり!
いやぁ、思った以上にきれいに撮れた。
オショロコマ(ミヤベイワナ)?がいっぱい! すごいね~
もねココもこういう自然の中の散歩はご機嫌ですなあ!
途中で結構木が倒れて道をふさいでいた。
もねもココもこれぐらいなら自力で乗り越えられる。
自動車とかが入れないようにわざと倒してあったのかも?
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そうこうするうちに
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緩いカーブを過ぎて、前方が開けると
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あっ、シカだ!
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「ココちゃん、シカさんですよっ!」
そうこうするうちに、後ろを歩いていたもねさんが追い付いてきてシカさんを発見。
見えないふりなどはしない(^^;)
そして、シカに反応するもねを真似て、ココちんもいまさらながら「あっ、シカさんっ!」(爆)
もねがずいっと前に出たらシカさん、森の中へ逃げちゃいました。
ふぅ~。
なかなか緊張の一瞬でしたな。
北海道ではシカはよく見るが、こんな誰もいない森の中で、しかももねココ連れで至近距離で出くわすとは思わなかった。
シカさん、元気でね~
シカに遭遇した後、もねさんは野生の血が目覚めたのか、においをクンクン嗅ぎながら「あっちだっ!」「こっちだっ!」と道の両脇の森の中に入りまくる。
そして再び川沿いに出ればこの通り。
もねさん、久しぶりにバカッ走りだぁ!
なんつーか、こみあげてくる衝動を抑えきれないって感じですな。
これぞ、もねさん!
もねさんのこういうところが、ワシは好きです♪
魚の動画を取ろうとちょうどカメラを準備していたので、久しぶりに貴重な映像が撮れてうれしい\(^_^)/
さあ、お魚さんの大事なすみかを邪魔しちゃ悪いので、もうそろそろ戻りましょう。
次にいつ来れるか分からないけど、ずっとこのままの自然であってほしいなあ。
キャンプ場に戻って、風が弱まった夕方、再びカヌーで出撃。
今度は一人(+2匹)ずつ交替で。
もねココはカヌーの上から「なんでココ爺(もね母)は乗らないのさっ!」と、ず~っと岸の方を見ている。
慣れない湖上で、群れのメンバーが団体行動の和を乱すと不安なんですかね?(笑)

風が全くない静かな夜であった。
昼間歩いた森の方から、「ホー、ホー」と低い声が時々聞こえる。
シマフクロウさんでしょうか?
静かないい夜ですねぇと、もねココの熱い視線を浴びつつバーベキューを食していると、何の前触れもなく フワ~ッ と、うちわで扇いだような風?がワシの頭の真上を通過。
「なっ、なんだ?」
次の瞬間、暗がりの中、目の前の木の幹を何かがスルスルッと登っていくのが見えた。
↑この木の幹を、手前から裏側へ何かがスルスルッと。いったい、なんだったんでしょうね~?
きっとそうだったに違いない(^o^)/
ワイルドな一夜が明けて、今日は苫小牧からフェリーに乗って内地に帰る日。
おっと、その前に最後の早朝カヌーだぁ。
朝霧の立ち込める中、時折、シカさんの「キューーーン」という甲高い声が湖面に響き渡り、いい感じ♪
もねさんも「あの声はっ?!」と色めき立つ(^^;)
こんどはキャンプ場近くの藻場みたいなところで撮影。
いそうだなあ、と思ってカメラを水中に入れたらやっぱりいっぱいいた!
然別湖に来たのは5、6回目ぐらい。
今回はまた新たな魅力を発見したなあ~と余韻に浸りつつ、
「さあ、フェリーに乗り遅れないように撤収しますよ!」
また来ようね~
もねさん、ラクしたいのは分かるけど・・・
手伝ってくれなくてもいいから、邪魔はしないでください。
涼しかった然別湖をあとにし、下界に下りると、「ゲッ、暑い。まだ夏だ」でも景色は広くて北海道らしい~
港へ行く前に毎度のノーザンホースパークへ。
もねココ連れて、乗船前の最後の散歩をしていると、馬が遠くからわらわら寄ってきた。
「なんだ、あのちっこいのは?」って感じか?(笑)
どんどん来る来る、わらわらわら。
そうこうするうちに時間がなくなってきたので港へ。おお、今回乗るフェリーはなんだか立派だぞ!
→太平洋フェリー「きそ」
船の中の駐車スペースもなんだか余裕の造り。
空いてただけか?(汗)
去年乗った太平洋フェリーの別の船は、物置みたいなペットルームだったが、今回の「きそ」はちゃんとした常設の「部屋」だった。
深夜早朝以外はデッキに出られる。
ペット連れじゃない人も時々来る。
犬がいるのを見てビックリする人もいるけど、ここは犬OK。
「シアターラウンジ」で「ラウンジショー」もやっていた。(見なかったけど)
ちょっとした、というか、普通のホテル並み。
テレビ番組のロケにも何度か使われたみたい。
お疲れさま。もねココちゃん、旅行、楽しかったかな?
蒸し暑くて、狭いけど、「わが家」に帰ろうね~
『2008/9/11-18北海道アジ旅行』はこれにておしまい。
あれっ、アジもしたんだっけ?(汗)