2008/9/11-18北海道アジ旅行(2)「大雪高原沼めぐり編」

アジを終えて次に向かったのは大雪高原である。

「日本で最も早く紅葉が訪れる」

「日本一美しい紅葉」

などと称される、大雪高原なのだ!

↓↓↓この辺↓↓↓

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実はここも約10年前の札幌在住中に一度だけ来たことがある。

だがその時は8月中で、まだ紅葉には早かった。

しかも、ヒグマが出没し、沼めぐりの途中までしか行くことができなかった。

大雪高原の紅葉のピークは9月下旬ごろとされるので、今回の旅行は時期的に若干早すぎる。

そして紅葉ピーク時にはマイカー規制が実施されるため、シャトルバスで往復しなければならない。

ところが今年は8月下旬の冷え込みで紅葉が早いとの情報を発見。

旅行の時期は紅葉ピークの直前でマイカー規制に引っ掛からないじゃん♪ということで、10年ぶりに沼めぐり完全制覇を果たしに行くことにしたのである。

ということで、14日夕方、そそくさとアジ会場をあとにし、一路層雲峡へ。

無料駐車場で車中泊し、翌朝、大雪高原へ向かったのだった。

(写真はすべて、クリックすると大きくなります)

20080915-02層雲峡から車で30分弱。大雪湖から大雪高原温泉に向かうダート路の入り口にはホレこの通り。

ヒグマの生息地なので、もねココ連れでは歩けないが、遠く離れた臨時駐車場に残すのは心配だからねえ。

紅葉ピークには早いが、近くまで車で行けて良かった。

20080915-03こんなダートを通って、終点の大雪高原に向かう。

ゆっくり走っても20分ぐらいだった。

すれ違いに苦労しそうな所もあるが、でかいキャンピングカーも来ていた。

20080915-04大雪高原温泉に着いた。

快晴である!

右奥が大雪高原山荘。約10年前に宿泊した。

左に見えるのがヒグマ情報センター。ここでレクチャーを受けなければ沼めぐりに行けないことになっている。

今日は沼めぐりコース一周できるとのこと。

ラッキー!!!(^o^)

車に銀ネット掛けて、窓に換気扇を付けて、ハンドルロックして準備完了。

もねココちゃんはしばらく待っててね~

20080915-05センター内にあるヒグマ情報板。

赤印が「個体確認」、青印が「足跡痕」など。

ヒグマさん、いっぱいいるようですね。

ヒグマのすみかに人間が入っていくのだから当然か。

ちょっとだけ失礼しますよ~

20080915-06沼に向かう道はこんな感じ。

スタート直後は紅葉は見えなかった。

9月に入って暖かい日が続いたせいかな~

20080915-07でもしばらく進むと、ところどころに赤い葉っぱがチラホラ。

標高が上がれば、もっと増えるのかな♪と期待膨らむ。

歩き始めて50分弱。土俵沼に出た!

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絶景なり!!

いや~、いいですね~

紅葉が進めばもっと素晴らしくなるはずだが、天気もいいし、これで十分。

さあ、説明は省いて、どんどん行きますよ!

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バショウ沼です。

「この沼の中にはミズバショウが咲くのでバショウ沼と名付けられました。ミズバショウは本州では高山に行かなければ見られませんが、北海道では平地でも見られ、ここでは7月頃咲きます。」

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滝見沼です。

ここまではるばる来たかいがあるというもの!

紅葉が水面に映えて素晴らしい~

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緑沼です。

いいですね~

以前来た時はヒグマ出没のためここで引き返した。

ここから先は未知の領域なり。

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エゾ沼です。

さわやかな空だ~!

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式部沼と高根ケ原の東斜面が見えてきた。

山岳風景が広がってきましたねえ!

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式部沼の畔(ほとり)まで来ました。

青空と紅葉の山と沼。

絶妙なバランスですね。

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反対側から見た式部沼です。

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大学沼です。

休憩ポイントだが、沼の縁にヒグマの足跡がありそうな雰囲気。

向こう側の斜面にヒグマ個体確認情報多数あり。

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高原沼と緑岳です。

スタートしてからここまで2時間。

自信のない人はこの辺で引き返した方がいいらしい。

ワシらは前進あるのみ!

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雄大な景色の中を進む。

左が高根ケ原。前方は緑岳。

この辺がコースの最高地点か。

標高約1500メートル。

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反対側から見た高原沼です。

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青空とナナカマドです。

左上に万年雪が見えます。

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左の高根ケ原東斜面には、初夏には餌を食べるヒグマの姿が見られるそうです。

斜面を登っていく三笠新道はヒグマ多数生息のため、冬以外はほぼ閉鎖状態とか。

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空沼です。

「この沼はコース中で最大のもので、雪どけの頃は満々と水をたたえていますが、秋になると干上がってしまいます。それで空沼(カラヌマ)と名付けられています。紅葉の頃は特に美しいところです」

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反対側からみた空沼です。

主な沼はこれにて終了。

各ポイントにはヒグマ情報センターの係員?が配置されている。

さあ先に進もうとしたら、近くにいた空沼の係員の無線に連絡が入った。

「この先でヒグマが目撃されました。気を付けてください」

気を付けろと言われても…

「森のクマさん」でも歌いながら行きますか(爆)

20080915-24もねココが車で待っているので、急いで歩いていると、三笠新道の分岐のところにいた係員に追い抜かれた。

「この先でヒグマが出たので確認に行きます」

しばらく進むと、さっき追い抜いて行った係員がいた。

「ここにいたようです」と登山道のすぐ脇を示す。

「斜面を登って行ったようです。この先に高台があるので、そこにいるかもしれないので気を付けてください」

気を付けてくださいと言われても…

「ぼくはくま」でも歌いながら行きますか(最初のところしか知らない~)

20080915-25分かりにくいけど、これが足跡。

幅13センチぐらい。若いヒグマらしい

20080915-26くまさんに出会うこともなく、一応無事に帰ってきた。

所要時間4時間弱。

生還を記念して、くまさんとハイタッチ(汗)


この数日後、大雪高原じゃないけどこんな事故があった。

ヒグマに襲われ死亡 : 北海道発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

普段じゃたいして気にも留めないが、ヒグマの生息地を歩いた直後だけに生々しいニュースであった。

気を付けていれば、滅多なことじゃ事故は起こらないらしいが、やはり野生動物は甘く見ちゃいかんということでしょうか。


20080915-27急いで車へ。

気温は20度前後とはいえ、晴れていたので、もねココのいる車内の温度が気になっていた。

でも銀ネット&換気扇効果で特に問題なし。

お待たせいたしました~

おかげさまで絶景が見られたよ\^o^/

くまさんのホットな足跡もね(^_^;)

20080915-28沼めぐりから戻ってから、もう一度、ヒグマ情報センターの掲示(写真とは別)を見に行くと、緑沼までしか行けないように変更になっていた。

さっきのヒグマの目撃情報のせいですかな。

早めにスタートしたおかげで一周できた。

ワシらはかなりラッキーだったらしい。

GPSログ

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今回は色づきがもう一つだったが、あと1週間もすれば、もっと紅葉が進みそう。

そして何年かに一度、大雪高原はこの世のものとは思われない、すごい紅葉になるのだという。

チャンスがあれば、そういう時期に来てみたいものだ。

今回の紅葉でも十分満足だけどね♪

さあ、雄大な景色の中を歩いて、不甲斐ないアジの結果もすっかり忘れたぞぉ(爆)

ということで、さて、次は然別湖へ移動だぁ

(さらに続く)