もねさん、DM遺伝子検査陽性

泊まり明けで帰ってきたら、A大学附属動物病院から留守電が入っていた。
1か月ほど前に、A大学病院を通じてアメリカの検査機関に依頼した、もねさんの変性性脊髄症(DM=Degenerative Myelopathy)の遺伝子検査の結果が出たとの連絡である。

検査結果は陽性だった。

残念ながら予想通りである。
OFAのホームページによると、DMの遺伝子検査を受けたコーギー(ペンブローク)の異常(TOTAL ABNORMAL)率はなんと93%(AT RISK=54%、CARRIER=39%)。正常(CLEAR)率はたったの7%である。
だから、もねさんの場合も、陽性であることはほぼ予想されていた。

だが、遺伝子検査が陽性だからといって発症しているとは限らず、もねさんの症状の原因がDMとは断定できない。
もねさんの場合、後肢の筋肉が衰え、ふらつくなどの症状はかなり合致しているが、MRI検査で軽度の椎間板ヘルニアも確認されており、ヘルニアの可能性も否定できない。

もしDMだったら、現在、根治療法はない。できることは、進行を遅らせようと努力することだけである。
ヘルニアだったとしても、年齢や症状を考慮すれば手術の適応ではない。

だから、検査の結果にかかわらず、ワシとしてはDMやヘルニアなどあらゆる可能性を考えて、食事や運動療法などで対応していこうと考えていた。

ところがA大学病院の獣医師は留守電で「残念ながら陽性でした。これからこの病気とどう付き合うか考えていきましょう」などと、DMと確定したかのようなことを言っている。
「前にも申し上げた通り、MRIを撮ることも考えましょう」などと、とんちんかんなことも言っている。

なんなんでしょね???
MRIは高いカネ出してとっくの昔に撮ってある。
画像データも、もね母がA大学病院に既に渡したはず。
動物病院も、人間の病院と同じで、大病院はこういうふうになっちゃうんですかね?

いつもは信頼できるかかりつけの病院も、症例の少ないDMに関しては経験不足らしく、いまいち手探り状態だし・・・

やはり病院任せにせず、最後は本人と家族ががんばるしかない。

こういうことに関しては、犬の場合も人間の場合も、全く同じですな。


「下の世話が必要になっても、ワシがしてやっから安心してな~」
「下の世話が必要になっても、ワシがしてやっから安心してな~」


だから、歯磨きの時のガウガウはもうそろそろやめてください(汗)


【DMの参考ホームページ】

PWCCJ/DM
ちゃんと載っていた!
さすが!!

ペンブロークウェルシュ コーギーFAQ
もねさんと暮らし始める前(前世紀)に、コーギーのことを調べてすごく勉強になったジョン吉くんのページにもあった。
ありがとう、ジョン吉くん!!