うにちゃん急逝

ちょうど1ヶ月前の10月10日、うにちゃんが突然、旅立ってしまった。

我が家で一番健康そうだったうにちゃん。
ワシの人生最後のイヌになるはずだったうにちゃん…
どうして急に逝ってしまったのか。

夏の後半に体調を崩し免疫介在性腸炎らしいことが判明。
治らない病気ではあるが、幸い投薬治療が反応して、とりあえず安心したところだった。

もね母がうにを遊びに連れて行った八ヶ岳で異変が生じた。
左目の腫れ、発熱、元気消失、ぐるぐると左旋回…

病院で検査しても免疫介在性腸炎自体は改善傾向だった。
獣医師は「ハチなどの虫に刺されたか、顔をどこかにぶつけて目をかばっているのでは?」などの意見。
しばらくして熱も下がり、散歩にも普通に行けるようになった。

ところが数日後、動物病院に免疫介在性腸炎の経過観察で定期通院し、帰宅して車から降ろそうとしたら、突然倒れた。

意識も混濁している様子で、足が突っ張ったりして、発作が起きたような状態に。すでに夜になっていて、病院も遠いところに通っていたため連れて行くこともできず、一夜を明かした。

翌朝、近医に駆け込み、症状はだいぶ落ち着いたが、意識は戻らないまま。夕方には自発呼吸停止。瞳孔反射などもなくなった。人工呼吸器を付けていれば心臓の鼓動は維持できるものの、脳死状態になってしまった。いつまでもそのままにしておくわけにもいかず、最後は人工呼吸器を止めるしかなかった。

まだ5歳だったのに。
まだこれから一緒にいっぱい遊ぼうと思っていたのに…

5年前にうにが我が家に来た直後に、ワシ自身の治らないやばい病気が判明した。薬漬けの生活となり、治療で2度ツルツルに禿げた。とりあえず寛解にこぎ着けたが、うにと十分遊ぶこともできなくなってしまった。それでも、うにより先に死ぬわけにはいかない、うにより長生きして飼い主の責任を果たすことがワシの人生最後のミッションだと思っていた。まさか、うにがこんなに早く死んでしまうなんて…

MRIなどで詳しい検査をする間もなかったため直接の死因ははっきりしない。免疫介在性腸炎の治療で免疫を抑える薬を使っていたため、何らかの感染症で脳に障害が起きたか、あるいは、血栓が脳に飛んで、脳梗塞のような状態になったらしい。

あまりにも急なことで、受け入れるのが難しかったが、早くも1ヶ月たってしまった。

うにちゃん、最高のパートナーだった。
もっと一緒にいたかったよ。
ありがとな、ゴメンな。

命ってこんなにも儚いものだとは。
この年になって改めて思い知らされた。

9月23日、八ヶ岳にて。こんなに元気そうだったのに…