引き続き真面目なお話

ファイナルに行ってて気がつかなかったけど、こんなニュースがあったのを見つけた。


毎日新聞 2005年10月7日 19時15分

ペット規制:国立公園などで放すのは禁止 環境省

 環境省は7日、国立公園や国定公園の特別保護地区内で、動物を放したり逃がしたりすること、植物を植えたり種をまくことを禁止する方針を決めた。犬や猫などのペットは持ち込めるが、綱などから外して放すことは禁止行為となる。自然公園法に基づく政令を改正し、来年1月1日から施行する。

 違反者には6月以下の懲役か50万円以下の罰金が科される。

 特別保護地区内では動植物や土壌、岩石などの採取が一切、禁止されているが、生物を国内の他地域から持ち込んで植えたり、逃がしたりする行為に規制はなかった。このため北海道の羊蹄山(支笏湖洞爺国立公園)では、本来は自生していない高山植物のコマクサが道内の大雪山(大雪山国立公園)から持ち込まれ、植えられるなどのケースが起きている。

 同省国立公園課は「優れた自然環境や景観を守るために、理解と協力をお願いしたい」と話している。【江口一】


「放すのは禁止」は当たり前のことだからいいとして、注目すべきは「犬や猫などのペットは持ち込めるが・・・」と書いてある点。

国立公園などでは今、法的根拠なしに「ペット持ち込み禁止」とか「持ち込み自粛をお願いします」などの看板が乱立している。

これからはマナーさえ守れば国立公園内に、もねココと一緒におおっぴらに行けるようになるのか!と期待したが、環境省のHPを見に行ったら「ペット持ち込み可」と明文化するわけじゃないらしい(http://www.env.go.jp/info/iken/h171102a/a-1.pdf

政令改正の趣旨自体は理解できるが、「持ち込み禁止」ではないことももっとPRしてほしい。一部に悪いヤツがいるから全部禁止にするという風潮は困ったものである。マナーの悪い犬連れがいるなら、もっとマナー教育に力をいれてほしい。なんだか、こういう改正があると「ペット禁止」と曲解されそうで若干心配である。