回顧(2)「ココ緊急入院、2カ月お休み」

 前半戦のヤマ場、ゴールデンウィークつくば3連戦ではココががんばった。1、3日目に参加して5位と2位に入賞。もねはもうかなりポイントを稼いでいたので、「これからはココとがんばるぞ~」と意気込んだ。
 ところがそのわずか20日後、ココが原因不明の激しい嘔吐を繰り返して病院へ。検査の結果、肝機能の数値が悪く、緊急入院となってまった。
 一度回復しかけたが、再び悪化。発熱、嘔吐、元気消失・・・。黄疸まで出て、肝機能の数値も振り切れるほど悪い。一時は最悪の事態を考えざるを得なかった。フリスビーどころではなくなってしまった。「こんなことでココを失ってたまるか」と必死だった。
 薬物中毒が疑われたが、肝生検しても原因が確定できない。抗生物質、強肝剤、インターフェロンなどあらゆる治療を継続。徐々に回復して12日目にようやく退院にこぎつけた。
 最後まで原因ははっきりしなかったが、やはりなんらかの薬物中毒だったらしい。治り始めたら回復は早かった。退院から約1カ月後には大会に復帰。以前の通り、ニコニコ笑顔で頑張ってくれホッとした。
 もねは一昨年4月と昨年7月に2回も骨折している。だから今年こそ怪我をさせたくないと思っていた。ところが今度はココの番だった。なぜか春から夏にかけて怪我や病気のトラブルが多い。こんなことは二度と御免である。
 休んでいた2カ月の間に、もねの順位は6位から11位に転落。38点あったボーダーラインとの差も半分に縮まり、尻に火がついてきた・・・(続)