術後2週間、抜糸兼検査で大学病院へ行った。
抜糸と検査は比較的短時間で終了。
呼び出されて診察室へ行くと、簡単な説明の後、摘出した腫瘍の病理検査の結果を告げられた。
「悪性でした」
1年間、無菌性脂肪織炎?を抑えることができていたのに、最近急にステロイドが効かなくなったのは、新たにできたがんが原因だったということになる。
膀胱がんかと思ったら、そうじゃなくて無菌性脂肪織炎。無菌性脂肪織炎かと思っていたら今度は別のがん。
こんなことってあるのかなぁという気はするが、病理検査の結果は確かにそう言っている。
病理検査による診断は「脈管浸潤を伴う悪性間葉系腫瘍(肉腫)」。
報告書の中身は難しくて分かりにくいが、要するに「腫瘍は悪性であり、きれいに切除できているように見えるが、血管浸潤がわずかに認められ、腹腔内や肺などへの転移の可能性も考えられるので、経過観察が必要」ということらしい。
現時点で打てる手はあまりなく、今後は1カ月毎にエコーやレントゲンで検査することになった。
抗がん剤は副作用の割に効果があまり期待できず、予防的な使用は勧められないとのことだった。
悪性だったのは残念としか言いようがない。
だが、結果的に早めの膀胱全摘は正解だった。
難しい局面が続く中、有能な獣医師に恵まれ、かなり的確な対処ができていると思う。
このココちんの強運に期待して、とにかく転移しないことを祈るしかない。
今年はなかなか紅葉を見に行けないね。
が、その前に、ここにはココちんのきょうだい犬が眠っているので、ココちんの今後の無事を祈ってお参りしましょう。
ウンチの調子、おしりのかぶれもだいぶ良くなってきた。
ワシがオシッコ垂れ流しになったら、ショボ~ンとしちゃうところだが、ココちんは全然気にせずQOLの低下は全くなし。
イヌは偉いなぁ。
この調子でいきましょう!
コメント
“悪性であった” への5件のフィードバック
こんなことって・・・
としか言いようのない・・・でも、現実なんですね。
おっしゃるように、早めの膀胱全摘は正解だったと、
前向きに考えるべきなんでしょうね。
ココちゃんの強運、まだまだ”持ってます”よ。きっとココちゃんは。
愛くるしいココちゃんスマイルを見ると、苦しくなりますが
ココちゃん自身が痛みとか感じていなければいいな。
悪性だったのですか。。。
転移しないことを祈ってます。
ココちゃんもきっと、もねママと同じく生命力が強いはず!
ご心配おかけします。
転移のないことを期待しつつ期待し過ぎず、
ココとの一日一日を大事にしたいと思います。
ココちゃんの経過を聞くと、この記事を書かれる間のココ爺さんともね母さんの心が少しわかるような気がします…
くーが3年前の甲状腺腫瘍摘出後の病理結果が「脈管浸潤を伴う」で、摘出2年後に再発と腫瘍摘出となり、その後1年ちょっとを過ぎた所ですが、その間、再発転移は常に頭にありました。発症の時は8歳。本当に先が見えず急速にそれはやってくるこの病気に、日々頭の中を占拠されていました。
ココちゃんも大きなオペを乗り越えてくれたので、あとは穏やかに家族と過ごせますように。もうオペなんかしなくてもいいように願ってます…
よんきちさま
「こんな手術、うちではとてもできない」(かかりつけ病院)という大手術を受けることができたおかげで、とりあえずココの寿命は延び、オシッコが出ちゃう以外は今まで通り元気にしています。
ここまで来れたことに感謝し、あとは運を天に任せるしかないと思っています。