犬の科学

仕事関係の本を買いに新宿の紀伊国屋書店に行ったら、
面白そうな本が目にとまったのでついでに買ってみた。

“犬の科学―ほんとうの性格・行動・歴史を知る”

ちょっと長いけど、紀伊国屋書店BookWebから引用すると、

『盲導犬クイールの一生』『ハラスのいた日々』に感動したあなたへ…人が犬に魅かれるのは、人のせい、犬のせい…それとも?最新生物学が明かす、犬という生き物の進化戦略とは?驚きと発見の動物行動学。

1章 人は、なぜ犬をかわいがるのか?
2章 犬がペットになるまで
3章 犬は礼儀正しい?
4章 犬のコミュニケーションは歌舞伎だ
5章 百万種類の香りに満ちた、二色刷りの世界
6章 犬と猿、頭がいいのはどっち?
7章 奇妙な振る舞いには、ワケがある
8章 困った犬、困った飼い主
9章 未来の犬たちへ
生物学、遺伝学、認知科学、神経生理学、心理学などが、
犬にまつわるこれまでのストーリーをつくり替えようとしている。

科学雑誌ネイチャーを経て、ニュース・アンド・ワールドレポートの副編集長となった、新時代のサイエンスライターが、犬の世界をわかりやすく解説。

犬の科学研究の全分野をやさしくまとめて、これまでの誤りを正し、そのうえ、面白い逸話を紹介している。本格的な生物学にもとづいているのに、エンターテインメント。犬の祖先は狼なのかジャッカルなのか?犬にも罪悪感があるのか?などと考えている愛犬家には、たまらない。 --ニューヨーク・タイムズ書評

ヒトが野生動物とつきあわなくなってから久しい。動物との交流が失われた結果、人間の感性が変化し、擬人主義だけになってしまった。著者はこの問題にはっきりと解答する。犬は人ではない。犬は犬、人は人なのだ。だから、両者は全く違うやりかたで世界を見、違う心を持っている。それなのに、たがいに見つめあい、交流し、生活を豊かにしているのは、なんと気高いことではないか!と。たがいの違いに気づかないことが、犬に問題がおきる理由なのだ、と。--アメリカン・サイエンティスト書評

なかなか面白そうだねぇ。
ちゃんとした科学に基づいている見たいだし。
カバーの最後には「ローレンツの『ヒト、犬にあう』を越えた名著の誕生」。
このキャッチフレーズには負けたね(^o^;)