まだ血液検査値が若干不安定

ココちん、午前中の主な検査結果は以下の通り。

  • CRPはまだ高いが昨日より少し低下
  • 白血球は昨日よりも減少していたものの正常範囲内
  • ヘマトクリットが正常範囲内ながら少し低下
  • 血小板が今のところ問題ないものの正常範囲以下に減少

まだ数値が安定していない感じ。
元気さや食欲などからみて、全体的には回復しているように見える。
しかし獣医師によると、ヘマトクリットや血小板の減少傾向が今後も続くと自己免疫疾患が疑われるという。
このため、数値の変動が一時的なものか見極めるため今後も経過観察が必要。

移行上皮癌の治療について、獣医師が大学病院の放射線科医に聞いてくれたところでは、関東周辺の病院で放射線治療で実績を上げているところはないもよう。
放射線科医は、ココの状態で外科手術が可能ならば、外科手術が第一選択になるとの見解だったという。

かかりつけ病院の経験では、ココと同じような膀胱移行上皮癌で膀胱と尿道の全摘出手術を大学病院で受けたミックス犬がおり、再発や腎臓の感染などもなく2年以上生きているという。

以上のような情報を総合し、現時点では膀胱と尿道全摘出の外科手術を目指す方向。
ただし、事前のCT検査等で転移などが見つからないことが条件。

ココの今の状態ではCT検査に必要な全身麻酔をするのに不安がある。
まずは、数値を改善し、安定させることが最優先となる。

今日の散歩での印象では、オシッコの出方がだいぶ良い感じ。
ピロキシカムの効果が出ているのかもしれない。

一方、もねさんは特に変化なし。
まだ酸素の必要はないが、酸素ハウスに入るのをすごく嫌がるため、代案として、コットごと塩ビシートで覆う方法を実験してみた。

酸素ビニールハウス
酸素ビニールハウス
密閉度が高すぎるのも逆に不安だが、床との間に少し隙間ができるのでちょうどいいだろう。
時間は若干かかったが、最終的に酸素濃度は40%以上に上昇。
もねさんも、いつものコットのままなので、酸素ハウスのように怒ることもなく、すぐに慣れてくれた。
これならば十分実用に耐えそうである(^^)