JKC家庭犬訓練試験初等科(CD1)

2000/6/3 東京・明治公園

 もねの「お受験」は、約2週間前、しつけ教室の先生に「もねちゃん、JKCの初等科の試験を受けてみませんか」と勧められたことから始まりました。最初は「試験なんて!」と思いましたが、先生の説明を聞くうちに、受けてみようかなと思い始め、翌日、さっそく手続きしました。

 試験は5科目。「紐付脚側行進」と「立止」は規定科目なので必須。自由科目3つは「伏臥」、「停座及び招呼」、「お手(右左)」にしました。実は、もねはそれまで「お手」ができず、ちゃんと教えたこともありませんでした。でも、犬と人が離れてする科目よりも簡単そうと思い、急遽、「お手」の特訓を始めました。
 月曜日から始めて金曜日にやっと「お手」ができるように、そして日曜日には「おかわり」ができるようになりました。ただあんまりやり過ぎて、何も命令しなくても勝手に「お手」をするようになってしまったので、少しこの練習は控えました。(^_^;)
 それからの残り1週間はひたすら試験を想定しての訓練。1科目終わるごとにあげていたご褒美を5科目終わったらあげるように減らしていきました。でも結局、前日になっても、ご褒美なしでもねの集中力を維持することができませんでした。で、ご褒美を持ったふりのポーズ(右手をグーにする)で試験を乗り切ることにしました。ちょっと見た目は悪いのですが仕方がない!

 当日は薄曇りで暑くもなく、試験には最適なお天気でした。ところが、一緒に行くことにしていたもねのとーちゃんも風邪でダウン。さらに、もね母の緊張が伝わったのか、それとも前日までのご褒美チーズの食べ過ぎか、もねが下痢の血便になってしまい、一時は、受験を止めようかとも思いました。でも、「初等科は5頭揃わないとできないので絶対に来て下さい」と主催者の方に言われていたので、とりあえず会場に行くことにしました。
 場所は国立競技場近くの明治公園。ドッグショーで、いろいろな種類のワンちゃんがいっぱい来ていました。初めはもねを雰囲気に慣れさせようと会場内を歩いたのですが、もねの体調も考えて隅っこの静かな所で休ませて試験を待ちました。
 試験官の先生はとっても優しい方で、「普段できているかを見る試験なので、やり直しも利きますから緊張しないで大丈夫ですよ」との言葉に、もね母も少しリラックスできました。また、「静かな所がいいでしょう」と、試験会場をショーとは離れた所で行ってくれました。
 いよいよ試験開始。もねはほかに気を取られることもなく無事に科目をクリアーしていきました。伏臥が一度で決まらず0.5点減点されたほかは、0.2点ずつの減点で、合計48.7点、優(V)での合格でした。その間約10分程。審査短評でも「全体に良い動作である」との評価をもらいました。バンザ〜イ!(^O^)。同じしつけ教室のM・ダックスのジン君も無事合格で2人で大喜びしました。
 帰り道は緊張から開放されてもね母もうきうき。さっそくもねのとーちゃんに電話で報告しました。家に帰ったもね&もね母を待っていたもねのとーちゃんは「よし、次は中等科だ!」。え〜っ!終ったばっかりなのに…ということで、もね&もね母のチャレンジはまだまだ続くのでありました。

 教訓:普段はあまりあげないチーズを大奮発したのは失敗でした。ご褒美をいっぱいあげる時はいつも使っているものにしましょう。



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